皆さん、家政婦の仕事については知っている方も多いと思いますが、家政婦になるにはどうすればいいのかご存知ですか?
実は、家政婦として働くためには仕事を斡旋してくれる紹介所に登録する必要があります。
また、職種によっては募集要項に「有資格者優遇」と書いてあるものもあります。
家政婦にも資格があるのか、疑問に感じたことはありませんか?
今回はそんな紹介所への登録や資格の有無について、紹介していきます!
目次
家政婦とは
まずは家政婦について、簡単に説明します。
家政婦は依頼主のご自宅に伺って、家事を代わりに行います。
依頼主のお宅に住み込みで働くこともありますが、最近は1日数時間だけ家事を行うといった形態が増えてきました。
短時間でも働くことができるので、主婦層を中心に家政婦として働く方も増えています。
また、需要も徐々に増えつつあります。
その理由としては共働きの家庭の増加や、高齢化などが挙げられます。
共働きだとどうしても掃除や食事の準備といった家事まで平日は手が回らないこともあります。
一方、高齢になると身体機能も低下するため、家事が大変になるといった背景があるのです。
家政婦の東京での求人
家政婦になるには、家政婦紹介所や派遣会社に登録するのが一番早いです。
東京都内には家政婦紹介所や派遣会社がいくつかあります。
紹介所や派遣会社の規模もさまざまで、全国展開しているところから地域に根付いた派遣会社までたくさんあります。
家政婦の時給・給与の相場
Indeedで公表されている2019年3月16日時点での家事・清掃代行スタッフの全国平均時給は、1,175円です。
参照:家事・清掃代行スタッフの日本での給与(2019年3月16日現在)
これを東京都だけにしぼると、1,314円と全国平均を上回っていることがわかります。
参照:家事・清掃代行のスタッフ東京都での給与(2019年3月16日現在)
東京都の家政婦の求人は時給1,100~1,500円台が多いようです。
平均値に近い1,300円の時給で1日3時間、家政婦として働いたとすると、3,900円の収入が得られます。
東京都世田谷区にある家政婦紹介のさくらケアの求人
さくらケアは、東京都世田谷区に世田谷区に本社を構える家政婦紹介サービスを展開している企業です。
それぞれ勤務時間帯などによって給与は変わりますが、3時間勤務でも時給1,600円~となっています。
さくらケアの最大の特徴は、家事代行と介護を分けることなく提供できることです。
さくらケアは家政婦紹介だけでなく、訪問介護・居宅介護サービスや介護コンサル事業も展開しています。
仕事は週1回、3時間から紹介が可能なので子どもが学校に行っている間に働きたい主婦の方や、定年を迎えたけど空き時間に働きたいといった方にはおすすめです。
また、さくらケアは時間制限がありません。じっくりとお客様と関わることができるので、信頼関係を築きやすくやりがいも大きいでしょう。
友達紹介で、紹介者と被紹介者の双方に1万円が支給されるそうなので、お友達もさくらケアに誘ってみるといいかもしれませんね!
1万円は、お友達のサービスが開始された時点で支給されるそうです。
さくらケアは働き方によって時給が細かく分かれているので、詳しくはWebサイトを見てください。
東京都中央区にある家事代行のベアーズの求人
株式会社ベアーズは、東京都中央区日本橋に本社を構える家事代行サービスの企業です。横浜や名古屋、大阪、福岡、札幌にも支店があります。
時給は1000~1500円で、研修期間中(2日間)は990円です。
ベアーズの特徴は、料理だけや掃除だけというように、自分の得意分野に絞ってお仕事ができる点です。家事全般をこなせなくても、家政婦の得意分野に合わせて仕事を紹介してくれます。
勤務地は、アルバイトやパートの場合は、希望の地域を選ぶことが可能です。しかし、契約社員の場合は、会社から指定された地域での勤務になるので注意しましょう。
詳しい仕事内容や求人内容は、ベアーズのWebサイトでご確認ください。
東京都港区にある家事代行のタスカジの求人
株式会社タスカジは、東京都港区に本社を構える家事代行サービスを展開している企業です。タスカジでは、調理師や栄養士、主婦を家政婦として募集しています。
時給は、1,200~2,100円で、1箇所での仕事は3時間固定です。
勤務地は、東京都内の他にも、神奈川や千葉、埼玉の関東圏と大阪た兵庫、京都、奈良の関西圏でも募集をしています。
タスカジは、スキルや実力で昇給できる点が魅力であり、カリスマ家政婦が多いことで認知度も高いのではないでしょうか?タスカジに所属している家政婦のおよそ3割の方が、最高時給の2,100円で働いているそうです。
しかし、タスカジでは、仕事またはプライベートで主体となって家事をまわした経験を持っていることが、応募の条件になっているので注意しましょう。タスカジは、時給が高い点がメリットですが、他の家事代行業者と比べ研修が少ないようなので、ある程度家事スキルに自信があるという方に向いているかもしれません。
詳しい仕事内容や求人内容は、タスカジのWebサイトでご確認ください。
株式会社タスカジ
東京都千代田区にある家事代行のイエノナカカンパニーの求人
株式会社イエノナカカンパニーは、東京都千代田区に本社を構える家事代行サービスを展開している企業です。イエノナカカンパニーでは、イエキーピング(掃除代行)とイエコック(料理代行)の求人を募集しています。
時給は、イエキーピングが1,300円以上で、イエコックが1,200円以上です。その他、移動手当もあります。勤務地は、東京23区です。
イエノナカカンパニーは、依頼主とは時間契約ではなく、作業内容での契約となるので、仕事が早く済んでも日収が保証されている点が特徴です。短時間で効率よく稼ぎたい人におすすめでしょう。
しかし、定期サービスのみに特化している家事代行の業者なので、家政婦は曜日固定のルート担当制となります。勤務日に融通を利かしたいとなると、難しいかもしれませんね。
詳しい仕事内容や求人内容は、イエノナカカンパニーのWebサイトでご確認ください。
株式会社イエノナカカンパニー
東京都豊島区のすがも家政婦紹介所の求人
株式会社すがも家政婦紹介所は、東京都豊島区に本社を構える民間の有料職業紹介事業を展開している企業です。すがも家政婦紹介所は、創業66年という長い実績と信用が強みでしょう。
すがも家政婦紹介所の仕事内容には、家政一般の仕事(掃除・料理など)、患者・病弱者の付き添いや身の回りのお世話、看護補助者業務、お子様のお世話などがあります。
時給は1,600~1,800円です。延長があった場合などは、時間外時給で1,400円となります。泊まり込み(1日24時間拘束)の場合は、日給16,000円です。勤務する曜日や時間など働き方は、希望することができます。
掃除や料理などの家政婦の仕事のみというよりも、介護を一緒に依頼する人が多いようなので、ヘルパーの資格を持っていると働きやすいかもしれません。
すがも家政婦紹介所では、登録に関しては無料でできますが、仕事を紹介してもらう際に、休職受付手数料を1回あたり690円(1ヵ月3回まで)支払わなければならない点に注意しておきましょう。また、登録してからどれくらいの期間で家政婦の仕事を紹介してもらえるかは、条件によって異なってくるようなので、すぐに就労したいという人は考える必要があるかもしれません。
詳しい仕事内容や求人内容は、株式会社すがも家政婦紹介所のWebサイトでご確認ください。
株式会社すがも家政婦紹介所
東京都港区にあるベビーシッター・家事代行のぽっかぽかの求人
ぽっかぽか株式会社は、東京都港区に本社を構える家政婦サービスを展開している企業です。
ぽっかぽかでは、ベビーシッター・マザーリング(出産前後のお母さんの家事や育児をサポートする仕事)・家事代行の求人を募集しています。
給与や勤務時間については、サービスの種類によって異なるそうです。詳しい情報は、面談で説明があります。
年齢制限や必須資格はありません。ぽっかぽかでは、20代から60代後半まで幅広い年齢の方が元気に活躍しているそうです。勤務地域は、東京都・神奈川県から希望することができます。
ベビーシッターに力を入れているようなので、保育経験のある方やチャイルドマインダー・保育士資格を持っている人に向いているのではないでしょうか。
詳しい仕事内容や求人内容は、ぽっかぽかのWebサイトでご確認ください。
株式会社ぽっかぽか
家政婦になるには?
家政婦になるには、家政婦紹介所などの派遣会社に登録して仕事を斡旋してもらうのが一般的です。
派遣会社に登録した内容をもとに、適性に合った仕事を紹介してもらえます。
ただし、守らなくてはならないルールがあります。
守秘義務について
多くの場合、家政婦派遣会社に登録する際に守秘義務についての取り決めをしています。
派遣されたお宅の事情を漏らさないようにするためです。
他人の家に行って仕事を行うのが家政婦です。
そこで依頼主のプライベートな部分を見聞きすることもあるでしょう。
しかし、それらのことをむやみやたらに話していいわけではありません。
家政婦になるには、一番大事なことです。
有名人のお宅に派遣された家政婦が、プライベートを漏らしてニュースになることがあります。
この場合、裁判になることもあり、損害賠償を請求される可能性もあるのです。
弁護士や医師のように法律上の守秘義務はありませんが、依頼主のことを周りに漏らすのは絶対にやめましょう。
家政婦の仕事内容
家政婦の具体的な仕事内容は、依頼主に代わって家事を行います。
家の中や外の掃除、食事の支度、洗濯やアイロンがけ、食材・日用品の買い物など多岐にわたりますが、家事全般を行うと捉えてもらえれば大丈夫です。
そういった意味では、家政婦は依頼主のニーズに合わせて柔軟な対応が求められる職業ともいえるでしょう。
最近は介護保険が適用されない範囲である、病院への付き添いといったサービスも行うことが増えてきています。
家で過ごす高齢者の話し相手として派遣される場合もありますが、寝たきりで過ごす高齢者のお世話というのも、実は少なくありません。
先ほども触れましたが、高齢化社会が進むにつれてサービスの内容も多様化してきているのです。
派遣される場所によっては、ベビーシッターとして雇われることもあります。
子供の相手は忍耐力も必要です。
叱る場面を見極めることも重要になります。
また、犬などのペットを飼っている依頼主の場合はペットシッターのように散歩やエサをやったりといった仕事を頼まれることがあります。
家事だけでなく、高齢者の世話やベビーシッター・ペットシッターといった業務も含まれる家政婦ですが、どこまでが依頼なのかは契約時に確認しましょう。
まれですが、契約にないことを依頼されることもあります。
困ったときには仕事を紹介してくれた家政婦紹介所に問い合わせて、確認が必要です。
こうした事態にもしっかり対応してくれる家政婦紹介所を選びましょう。
家政婦になるには国家資格が必要?
派遣先であるお宅にお邪魔して家事を行うに家政婦になるには、何か資格が必要なのでしょうか?
結論からいうと、国家資格はありません。
しかし、高齢化社会に伴いヘルパー関連の資格を持っていると優遇されることはあります。
ここからは持っていると優遇される資格や、家政婦になるには損しない資格をご紹介します。
介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)
介護職員初任者研修は、身体介護ができるという点で、旧ホームヘルパー2級レベルの資格と言われています。数ある介護の資格の中でも取得の難易度が低く、短期間で取りやすい資格なので、介護福祉士の入門的な資格として位置づけられています。
介護職員初任者研修の資格を取得するには、研修実施校に通学する講座と自宅で学習をする通信講座の2種類があります。しかし、通信講座だけでは全てのカリキュラムを修了することができなので、数回は通学する必要があります。
家政婦を依頼する人には、料理や洗濯などだけではなく、高齢者の身体的な介護も頼みたいという人も多いので、家政婦になるにはおすすめの資格です。
受験料
費用は研修実施校によって違いますが、研修(授業料+テキスト代)と受験料を含めて、6万~15万程度のところが多いです。
体調を崩した際などに授業を休んでも、無料で振替をしてくれる場合があります。
ハローワークでは、時期によっては、無料で受講できる研修先を紹介してくれます。
また、研修実施校によっては、自校が運営する老人ホームや訪問介護事業所に勤務することを条件に、研修・試験を無料で受けられる場合もあります。
試験内容
介護職員初任者研修の資格を取得するには、研修を修了して受験資格を得る必要があります。
【研修内容・カリキュラム】
資格取得の試験を受ける前に、130時間の講義を受けなければいけません。
職務の理解 | 6時間 |
介護における尊厳の保持・自立支援 | 9時間 |
介護の基本 | 6時間 |
介護・福祉サービスの理解と医療との連携 | 9時間 |
介護におけるコミュニケーション技術 | 6時間 |
老化の理解 | 6時間 |
認知症の理解 | 6時間 |
障がいの理解 | 3時間 |
こころとからだのしくみと生活支援技術Ⅰ 基本知識の学習 | 12時間 |
こころとからだのしくみと生活支援技術Ⅱ 生活支援技術の学習 | 53時間 |
こころとからだのしくみと生活支援技術Ⅲ 生活支援技術演習 | 10時間 |
振り返り | 4時間 |
最短で14日間のカリキュラムで修了することが可能です。
都道府県によって定める時間数やカリキュラムの規程が異なるので注意しましょう。
【筆記試験】
研修を修了すると、資格取得のための試験を受けることが可能になります。
試験は、1時間程度です。記述式ではなく、選択式なので難易度は高くありません。
研修を受けてさえいれば、問題なく資格を取得できるレベルの内容です。
【免除について】
試験が不合格でも再試験は可能です。
介護職員初任者研修を修了しておくと、実務者研修の一部を免除される場合があります。
家政士認定試験
公益社団法人日本看護家政紹介事業協会が実施している試験です。
この試験は厚生労働大臣認定の“公的資格”であり、民間資格よりも位置づけは上になります。
衣食住のすべてが試験対象なので、家政婦になるにはおすすめの資格です。
受験資格
下記のいずれかを満たしていれば、受験可能です。
1. 協会の会員紹介所の求職登録者であり、職業安定法施行規則附則に規定する家政婦(夫)の業務に5年以上従事した者(下記(2)の期間を合算して5年以上の者も可)
ただし、従事した各年の実勤務日が100日以上ある者に限る(下記(2)の日数を合算して各年100日以上ある者も可)
2. 協会の会員紹介所が、介護保険制度における指定事業所として認定を受けており、当該指定事業所に雇用されている者で、当該介護業務に5年以上従事した者(上記(1)の期間を合算して5年以上の者も可)
ただし、従事した各年の実勤務日が100日以上ある者に限る(上記(1)の日数を合算して各年100日以上ある者も可)
3. 協会の会員紹介所の求職登録者であり、かつ、(1)に定める者と同等の経験、能力を有すると当該紹介所長が認めた者
4. 介護関連事業、保育関連事業、家事支援サービス事業等に雇用され5年以上の実務経験がある者、主婦(夫)等の家事、介護、育児等の経験のある者や大学・大学院、短大、職業能力開発施設等の家政関連学科・課程等の卒業生または在学生で、上記(1)から(3)までに定める者と同等の経験、能力を有すると認められる者
出典:資格の王道
受験料
受験料は12,000円(税込)です。
ただし、日本看護家政紹介事業協会の会員は8,000円(税込)で受験可能です。
試験内容
試験は学科試験・実技試験の2つを行います。
【学科試験】
学科試験は多枝択一式問題(※)で、全40問です。
※多枝択一式問題とは、複数の選択肢の中から1つを選んで回答する問題のこと。
内容は家事サービスから介護サービス、子育て支援まで幅広く出題され、これらを60分の試験時間内に回答します。
幅広い知識が求められるため、満遍なく学んでおく必要があります。
日本看護家政紹介事業協会から公式の家政士養成テキストが出ているので、対策すると良いでしょう。
また、検定試験前講習会も行われているので、それを受講して試験に備えることをおすすめします。
学科試験の合格基準は、40点満点中8割以上の得点で合格です。
つまり、32点以上とれば合格となります。
【実技試験】
実技試験の試験内容は大きく分けて3つです。
- 作業の段取り
- 接遇
- 家事サービス
まず「作業の段取り」では、依頼主の要望をヒアリングし、限られた時間内で適切な方法を選択できるかどうかを審査します。
次に「接遇」です。
これは、身だしなみや立ち居振る舞い等に好感が持てるか、挨拶等の基本的コミュニケーションが適切か、様々な状況に高度なホスピタリティ精神で対応できるかといったことが審査対象になります。
最後に「家事サービス」は、衣・食・住の3つのサービスから1つが課されます。
「衣」はアイロンがけや衣服の補修技術、「食」は一食分の献立や調理時の衛生面、「住」は掃除や収納方法などをみます。
実技試験に関しては、150点満点中7割以上得点すれば合格です。
【免除について】
学科試験もしくは実技試験のどちらかのみ合格した場合、合格発表日から4年以内に行われる試験を受験すれば免除されます。
ただし、申請が必要なので注意しましょう。
家政婦になるには、取っておいて損のない資格ですよね。
詳しいことは公益社団法人日本看護家政紹介事業協会の公式サイトで確認してください。
食生活アドバイザー®
一般社団法人FLAネットワーク協会が実施している検定に合格すると得られる民間資格です。
2級・3級の2種類があります。
日常生活で必要な“食”についての知識が問われます。
受験資格
特に制限はありません。
食生活に関する興味関心があれば、誰でも受験可能です。
受験料
受験する級によって料金が異なります。
- 3級:4,800円(税込)
- 2級:7,500円(税込)
- 3級・2級併願:12,300円(税込)
試験内容
試験は学科試験のみです。
【学科試験】
試験内容は3級・2級ともに次の6項目が出題されます。
1.栄養と健康(栄養素の働きや病気と食事の関係など、心身の健康づくりに関する問題)
2.食文化と食習慣(調理・献立の工夫、食事マナーなどの暮らしの中の食に関する問題)
3.食品学(食品法の分類やアレルギー表示等の理解に関する問題)
4.衛生管理(食中毒の知識、対策方法などに関する問題)
5.食マーケット(流通の役割、小売業)
6.社会生活(消費経済、消費者についての問題、関連法規等)
試験時間はそれぞれ90分です。
回答方式は3級はマークシート形式のみです。
2級はマークシートの他に記述形式が追加されます。
合否のボーダーラインは3級が100点満点中60点以上、2級は123点満点中74点以上です。
また、公式サイトに各級の模擬問題が掲載されています。
【免除について】
学科試験のみなので、免除はありません。
不合格だった場合は再受験となります。
特に料理が得意な人にはおすすめの資格です。
試験日や申込みについては公式サイトで確認してください。
ハウスクリーニング技能検定
ハウスクリーニング技能検定は、厚生労働省認定の試験機関である公益社団法人全国ハウスクリーニング協会が実施している技能検定です。
「技能検定」とは国が一定の技術を証明する制度で、「ハウスクリーニング」は平成22年に追加されました。
住環境に対する知識が十分にあるかを証明することができます。
受検資格
受検するには、3年以上のハウスクリーニングの実務経験が必要です。
パート・アルバイトも含めて週24時間以上の勤務者、もしくは受検申請の受付期間最終日の時点で3年以上の実務経験がある人も該当します。
受検手数料
学科試験と実技試験があり、それぞれ金額が異なります。
学科試験:8,900円
実技試験:29,900円
税込なのか、税抜なのかは記載がなかったためわかりませんでした。
試験内容
試験は学科試験・実技試験の2つを行います。
【学科試験】
学科試験は五肢択一式問題、全50問です。
回答はマークシートで行います。
家庭用品品質表示、害虫に関する知識、床材別の掃除方法といったハウスクリーニング全般の知識が問われ、これらを60分の試験時間内に回答します。
学科試験の合格基準は、6割以上の得点が必要になります。
全国ハウスクリーニング協会の公式サイトで平成30年度までの過去問と解答が公開されています。
【実技試験】
実技試験はいくつかの課題を制限時間内に行うというものです。
平成30年度は以下7つの課題が出されました。
課題1 レンジフード洗浄
課題2 ダイニングチェア(ウール素材)クリーニング
課題3 ステンレスの油汚れ落とし
課題4 五徳の汚れ落とし
課題5 ビニルクロスの汚れ落とし
課題6 磁器タイルの汚れ落とし
課題7 フローリング床のキズ補修
この課題内容は受検案内に記載されていました。
それぞれの課題に対して制限時間が設けられているので、いかに手早く作業を終えられるかが問われます。
減点方式で、各課題で6割以上の得点が必要です。
1つでも合格基準に満たない場合、不合格になります。
【免除について】
学科試験もしくは実技試験のどちらかのみ合格した場合、一部合格しているため次年度以降の試験では合格している方が免除されます。
免除は受検申請の時に、証明可能な書類のコピーを提出しなければなりません。
また、「ハウスクリーニング通信訓練コース」を受講した人も学科試験が免除されます。
平成31年度の申請書配布や受付期間についてはまだ情報がありませんでした。
確認したら追記したいと思います。
その他の詳しいことは公益社団法人全国ハウスクリーニング協会の公式サイトで確認しましょう。
フィリピンで家政婦になるには国家資格を取らなければならない
最近では海外の方が日本で働いていることも少なくありませんよね?
日本でも外国籍家政婦の雇用が数年前に解禁され、徐々に広がりつつあります。
その中でもフィリピンの家政婦は世界的に注目されています。
というのも、フィリピンで家政婦になるには国家資格を取得しなければなれない職業なんです!
フィリピン国内には家政婦になるための養成学校がいくつもあって、そこで家事を徹底的に学びます。
そして、養成学校を卒業すると国家資格が与えられ、プロの家政婦として認められるのです。
フィリピンで国家資格を取得した家政婦は、さまざまな国でその家事のスキルが高い評価を受けています。
さらに、英語を母国語としない国の中でも英語はトップ水準であり、日本では英会話の練習も含めてフィリピンの家政婦を依頼する方も多いそうです。
家政婦になるには資格以外のスキルも必要?
家政婦として働く場合、資格以外で重要とされるスキルはあるのでしょうか。
家政婦は、決められた時間内に仕事を終わらせなければいけません。
もちろん家政婦のスキルに合わせてプランを決めますが、依頼主からすると、2~3時間の中でいかに効率よく家事をこなしてくれるかは重要なポイントとなります。
仕事が丁寧かつスピード感のある家政婦は、依頼主からの好感度も高いです。
また、コミュニケーションも家政婦において大切なスキルです。最近では、介護が付随した家政婦の仕事も増えてきていますし、コミュニケーションがうまくとれるかどうかは、依頼主との信頼関係を築くうえでかかせません。
依頼主に気に入ってもらえれば、継続的な指名にもつなげることができます。
もちろん、家政婦になるにはホームヘルパーやハウスクリーニングなどの資格も大きなアピールになりますが、同時に家事のスピード感やコミュニケーションのスキルを磨いておくといいでしょう。
研修体制が整った家政婦業者を選べば資格がなくても安心!
家政婦の仕事に役立つ資格を持っていれば、優遇してもらいやすいという利点はありますが、もちろん資格がなくても雇ってくれる業者はあります。
しかし、家政婦が家事の延長とはいっても、仕事の手順や利用者との関わり方、事故やミスが起きてしまったときの対処法など不安に感じてしまう点も多いでしょう。
そういう場合は、研修制度が万全な家政婦業者を選ぶことがおすすめです。研修制度を取り入れている業者では、ビデオや座学だけでなく実践形式で掃除や料理の手順をレクチャーしてくるところもあります。
利用者からのクレームを防止する会話術や事故防止の対策といったトラブルを防ぐためのマニュアルがあるかなど、研修制度に注目して求人を探すと安心です。また、何かあった際にすぐ相談できるかどうかも家政婦の求人を探すうえで重要なポイントとなります。
家政婦に大切なこととは
特に資格も必要なく、自分の空いた時間に働けるため注目を集めている家政婦の仕事ですが、やはり一番大切なことは依頼主との信頼関係です。
家を空けているときにお邪魔することも多いため、とても重要になります。
優秀な家政婦になるには、依頼主から信頼を得て、次につなげることは重要です。
信頼関係が築ければ再度依頼をしてもらえたり、長期間契約してくれたりするのでやりがいも感じられる魅力的な仕事です。
気になっている方はまず、家政婦登録から始めてみてはいかがでしょうか?