こんにちは。
冬の寒さが薄れて春らしい気温が続いていますね。
とても過ごしやすい季節ですが、この時期になるとお客様から「家のなかにネズミがいるかも…」と相談を受けます。
ネズミの繁殖ピークは「春」と「秋」。
まさに今が1番被害に遭いやすいときなのです。
家政婦という職業柄、普段から害獣駆除の知識を増やしています。
そんな私がおすすめするのはネズミ対策は匂いで撃退すること。
ネズミは嗅覚が発達していて、この優れた嗅覚を逆手に取りネズミが嫌いな匂いで追い出すのです!
今回の記事では、ネズミ対策としてネズミが嫌いな匂いや、おすすめの忌避剤などを紹介していきたいと思います。
ネズミ被害でお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
目次
ネズミが嫌いな匂いとは?
ネズミが嫌いな匂いは意外にも私たちの身近にあるもの。
上手く活用できれば、死骸を見ることなくネズミを追い出すことができます。
ネズミが嫌いな匂い:ハーブ
人間にとってリラックス効果があるハーブですが、ネズミには刺激臭に感じます。
とくにハーブのなかでもミントやハッカなどピリッとするような匂いを嫌い、ハーブ特有のスース―とした感じがネズミの嗅覚を刺激します。
対策方法は自分でハーブを育てて庭やベランダ、玄関口などネズミが侵入してきそうな場所に置くか、育てるのが難しい場合はアロマボールやアロマストーンにハーブ系の匂いを染み込ませて置いておくと効果的です。
ネズミの嫌いな匂い:ワサビ
ワサビの刺激臭は人にとっても好き嫌いが分かれますよね。
嗅覚が発達したネズミにとっては強い刺激があり、ハーブと同じく撃退効果があります。
おすすめの対策方法は小皿にうつしてキッチンに置くこと。
食料をあさりにきたネズミの嗅覚を刺激します。
ネズミが嫌いな匂い:トウガラシ
ネズミはトウガラシの辛み成分であるカプサイシンの匂いを嫌います。
対策方法はトウガラシを輪切りにしてお茶パックやネットに入れて置いておくこと。
ネズミの嗅覚は人間の約3倍発達しているのでトウガラシの刺激臭に耐えられず逃げていきます。
生のトウガラシはカビたり虫が寄ってくることもあるので、必ず乾燥したものを使用しましょう。
ネズミが嫌いな匂い:ユリの花
ネズミは花を食べることもあるのですが、ユリの花は数ある花の中でもネズミが嫌いな匂いを出す花です。
普段からお花を飾る習慣がある方はネズミ対策としてユリを置いてみてください。
ただし、花が枯れてしまうと球根がねずみのエサとなり逆効果なので、定期的に様子を見てあげましょう。
ネズミ対策に蚊取り線香の匂いは効果的?
ネズミ対策として昔から使われている蚊取り線香。
煙の独特なに匂いがネズミにとっては不愉快で、蚊取り線香を設置しておけば蚊もネズミも撃退できるとして使われてきました。
ですがその効果は十分ではありません。
たしかに、最初は嗅ぎなれない匂いで嫌がりますが、蚊取り線香に含まれる成分は虫の神経細胞に作用するものでネズミには効き目がないため、次第に匂いに慣れて再び近づいてきます。
蚊取り線香自体の効果も7時間ほどとそこまで長くありません。
また蚊取り線香は火を使うアイテムなので油断すると火事になる危険性があります。
ペットの匂いも効果はあるけど…おすすめの対策ではない
上記の匂いに加えて、ネズミは天敵の匂いがすると本能的に接触を避けようと近寄らなくなります。
臆病で体が小さいネズミの天敵は、ネコ、犬、フェレット、ヘビなど。
これら動物の匂いがするとネズミは命の危険を感じ逃げていきます。
そのためネコや犬、フェレットを飼っている方は「ペットがいるだけでネズミ対策として十分なのでは?」と考えがちですが、ネズミは病原菌や寄生虫を持っているため感染症のリスクを考えるとペットを使ってネズミ対策をすることは、おすすめできません💦
ペットを介して家族にも害を及ぼす危険があります。
また、縄張り意識の強いネズミにとってハムスターは「先住民がいる」と認識させて忌避効果があるとされていますが、ネコや犬と同じく感染症のリスクがあるので、ハムスターを使ってのネズミ対策もおすすめではありません。
安全面を考て、ペットの匂いでの対策は避けましょう。
おすすめは「塗るだけ簡単の忌避剤」!ハーブの匂いでネズミを撃退
先ほど紹介したハーブやワサビなど身近にあるものでの対策は、“管理が大変”・”効果の持続時間が短い“などデメリットもあります。
とくに管理を怠ってしまうとネズミ以外の害虫・害獣を引き寄せてしまうことがあるため注意が必要です。忙しい方はもっと手軽に対策をしたいと思うでしょう。
そこでおすすめなのが、「鼠さん避けテクジェルストロング」 。
この忌避剤はジェルにネズミが嫌がる天然ハーブの匂いがついていて、ネズミが自然に避けていくのでネズミの死骸と遭遇することなく対策することができます。
鼠さん避けテクジェルストロングの使い方はとても簡単。
ネズミの侵入口や通り道に塗るだけ。
自然乾燥後、約1ヵ月~3ヵ月効果が続きます。
※畑や作物に直接、使用することはできないので注意。
※粘着部分が残るため、粘着物が残ってもよいところに塗布するか、マスキングテープを貼りその上から塗布するようにしてください。
匂い以外でネズミが苦手なもの
嫌がる匂いで対策をしたら、それにプラスしてネズミが苦手なものを取り入れるとより高い効果を期待することができます。
エサがない場所
ネズミはエネルギーを消費しやすい体質でエサが食べられないと3~4日で餓死します。
そのため食べ物が綺麗に片づけられてエサがない家には住みつかないのです。
日頃から食べかすの掃除はもちろん、ネズミのエサとなる食べ物をテーブルに放置せずに、冷蔵庫や密閉容器に入れるなどしてエサがない環境づくりをしましょう。
寒い場所
ネズミは寒さに弱い生き物。気温が10℃以下になると活動することができなくなるため、暖かい場所や湿気の多い場所を求めて家の中へ侵入してきます。
わずかな隙間であっても侵入してくるため、サッシの隙間や床下の通風口などネズミが入ってきそうな侵入口を徹底的に塞いでおきましょう。
超音波
ネズミは嗅覚だけでなく聴覚も優れているため、人間には聞こえない超音波を聞き取ることができます。この特性を利用してネズミが嫌がる周波数の超音波で撃退します。
ただし、この超音波はハムスターやウサギにも悪影響があるので、ペットとして飼っている方は注意してくださいね。
ネズミが発生しやすい家の特徴は?
ネズミにとって暮らしやすい家は下記のような特徴がある家です。
みなさんの家はどうでしょうか?
- エサが簡単に手に入る家
ネズミは小さい体ながらも激しい運動をするため一日の消費カロリーが多いです。
そのためエサを食べる量も多く、エサが簡単に手に入る家は住みつきやすくなります。
- 巣作りの材料が豊富にある家
野生のネズミは木や葉っぱを利用して巣作りをしていますが、家に住みつくネズミの場合は段ボールや古紙、ティッシュ、ビニール袋など柔らかく保温性のある素材を使用します。
こういった材料を置きっぱなしにしているとネズミが長く居座り続けます。
- 侵入口のある家
ネズミは1.5㎝ほどの穴があれば侵入をしてきます。
もっと小さい穴であってもかじって穴を広げて侵入してくるため、侵入口になりそうな場所(換気扇、室外機、通気口、配管など)に欠陥があるとネズミが発生しやすい家だと言えます。
また築年数が古い家も建物自体がもろくなっているので侵入しやすいです。
ネズミの気配を感じたら嫌がる匂いで直ちに対策を!鼠さん避けテクシリーズでネズミを追い払おう
ネズミは私たちの食べ物を奪うだけなく、病原菌や寄生虫をばらまいたり、壁やコードをかじって損害を与えてきます。
さらに、とても繁殖能力が高いので対処が遅れるとネズミの数が増えてしまい手遅れに…ということにも💦
そのため、ネズミの気配を感じた段階で対策することが大切。ネズミが嫌いな匂いで対策することで家と家族を守ることに繋がるのです。
また、この記事でご紹介した『鼠さん避けテクジェルストロング』はネズミが嫌いな天然ハーブの匂いでネズミとの遭遇率を下げてくれる優秀アイテムです。天然由来なので人間やペットにも優しい◎
1度塗れば約1ヵ月~3ヵ月効果が続き、塗るだけで簡単にネズミ対策ができるので、もし「家の中にネズミがいるかも」と感じたらぜひ試してみてください。