深海魚一ブサイクでイケメン!?ニュウドウカジカの生息や料理など調べてみた

ニュウドウカジカ

子供が深海魚に興味を持ったらしく、深海魚図鑑を学校から借りてきたんです。
深海魚は水深200m以上の「深海」に生息する魚たちのことを言うのですが、深海魚ってブサイクな魚が多いですよね(笑)

チョウチンアンコウが一番有名かと思いますが、私たちが普段食べるアンコウ鍋とは、種類が違うそうです。知りませんでした。
子供と一緒に図鑑を見ていたら一番ブサイクだなって思った魚を見つけて「ニュウドウカジカ」という名前の深海魚なのですが、とにかくブサイクなんです!
ニュウドウカジカ1
引用元:777NEWS

ずっと見てたらなんかかわいく思えてきました(笑)

「ニュウドウカジカ」という名前ですが、カジカ科ではなくウラナイカジカ科の魚だそうです。
ニュウドウカジカ以外には「ブロブフィッシュ」とも呼ばれており、頭が大きくオタマジャクシに似たようなボディライン。
体長は30~70㎝くらいあります。

深海魚なので珍しい魚ですが、値段はあまり高くはないそう。
キャラクターやぬいぐるみなども販売されていたりと、どうやらこのブサカワな深海魚は人気のようです。

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ニュウドウカジカの生息地

ニュウドウカジカは北海道のオホーツク海沿岸、青森県から茨城県の太平洋沿岸、東シナ海大陸斜面域。
海外ではオホーツク海、ベーリング海~カリフォルニア・サンディエゴの太平洋などに生息しています。

水域に生息する生物の中で海底からあまり離れずに生息している深海魚。
水深2,800mからの採取記録があるニュウドウカジカのようなものから、浅い海で暮らすものまで、その生息深海は幅広いと言われています。

ブサイクで有名ニュウドウカジカは深海だと“イケメン”て本当!?

ニュウドウカジカは、水深100m~2,800mに住んでいて、地上の気圧の10倍もの水圧がかかっているため、地上まで引き上げられた際に重力に耐えることができずあの伸びた「鼻」の形や「ユルユル」「ドロドロ」になるんだそう…。
つまり、深海に居る時は「鼻」はシャープで“イケメン”らしいんです(笑)

「ニュウドウカジカがイケメン?」
いやまさかと思い調べてみると…
ニュウドウカジカ2
引用元:Discovery
イケメンですね(笑)
あのブサイクからは想像できないくらいのお顔してました。
というか普通の魚の顔で安心しました。
フグに似てて、トゲトゲがイケメンです!
単体で見るとイケメンとは思いませんが、引き上げられた画像と比べると、たしかにイケメン。

そしてあのプルプルとしたピンク色のからだですが、これは本来のからだではなく底引き網で引き上げられる際に網にこすれて柔らかい皮膚が剥がれてしまった姿だそうです。
また、ニュウドウカジカは筋肉が少なくそのほとんどが水よりも密度が少ないゼラチン状の物質でできていることによって、深海では泳ぐことなく海底面からわずかに体を浮かせることで最小限のエネルギーを使い、深海という環境に適応できているそうです。

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ニュウドウカジカの料理は美味しい?

日本では北海道や東北地方でとれるニュウドウカジカですが、なんと食べられるそうなんです!
どんな料理があるのか、実際に調べてみました。
うろこは無くて身や骨は柔らかく、体内がほとんど水分でできているため煮ると痩せるが、いいだしがでるんだそう。

ニュウドウカジカの料理法【揚げる】

ニュウドウカジカの揚げ出し
ニュウドウカジカの揚げ出し
【料理方法】

鱗もなく骨も柔らかい。比較的身のある後半部分(アンコウ類では「柳肉」もしくは「だい肉」)は特に揚げ物に向いている。適当に切り、片栗粉をまぶしてかりっと香ばしく揚げる。揚げたてにしょうゆ・酒・みりん・カツオ節だしの地をかけたもの。さくっと骨まで食べられ、だしのうまさと相まって非常に美味。

引用元:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

ニュウドウカジカの唐揚げ
ニュウドウカジカの唐揚げ
【料理方法】

どの部分でもいい。一口大に切り、片栗粉をまぶして揚げたもの。揚げて塩コショウでも、ヒバーツと塩などいろいろ試してよし。硬い部分以外の骨まで食べられて非常に美味。皮目の独特の食感も面白い。

引用元:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑
調べてみると、海外では唐揚げ料理が人気でよく食べられているそうです!
ふわふわの唐揚げって絶対美味しいですよね。

ニュウドウカジカの料理法【汁物】

ニュウドウカジカのしょうゆ仕立て鍋
ニュウドウカジカのしょうゆ仕立て鍋
【料理方法】

皮目、骨周りの筋肉、胃袋、肝など適当に切る。一度湯通しして冷水に落として表面の滑りを流す。これを比較的薄いカツオ節だし(昆布だしでも)に酒・塩・しょうゆの味つけの地で煮ながら食べる。部分部分によって味わいが違うなどアンコウ類に近い味わいだ。

引用元:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

ニュウドウカジカのみそ汁
ニュウドウカジカのみそ汁
【料理方法】

水洗いして、適当に切る。胃袋や肝なども入れた方がうまい。これを一度湯通しする。冷水に落としてヌメリなどを流して、水分をよく切る。これを水から煮出してみそを溶く。それほど強いうま味はないものの、みそとの相性がよく、いい味である。

引用元:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

ニュウドウカジカの料理法【煮る】

ニュウドウカジカの煮つけ
ニュウドウカジカの煮つけ
【料理方法】

尾に近い部分、鰭周りなどを適当に切る。一度湯通して、冷水に落としてぬめりを流す。水分をよく切り、酒・砂糖、しょうゆ味で甘辛く煮る。酒・みりん・しょうゆ、でも酒・しょうゆなどでもいい。味つけは好みで。皮や身に弾力があり面白い食感。味もいい。

引用元:ぼうずコンニャクの市場魚介類図鑑

深海魚一ブサイクでイケメンなニュウドウカジカ。
調べてみると奥深いですね!
私もいつかニュウドウカジカに限らず、深海魚を食べてみたいです。

 

 

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