犬の誤飲物は吐かせるのが正解!?血尿・血便・震えが起こった際の対処法についても紹介します

こんにちは。
最近友人が犬を飼い始めたという話をしましたが、まだ5ヶ月のパピー犬なので好奇心旺盛で寝てる間に大量のティッシュを誤飲してしまったそう…!

すぐに吐かせる為に指を突っ込んだりしてみたけど元気無さそうにぐったりしてたので対処法も分からず動物病院に連れて行ったところ、お婆ちゃん先生が「しばらく放っておけばそのうち出てくるから大丈夫よ!💩」と言って、家に帰って様子を見ているとティッシュで固められたティッシュウンチが見事に出てきたらしく安心した~と言っていました(笑)
夜には食欲も戻りすっかり元気になったようで、私もほっとしました~(*‘0‘ *)

調べてみると犬の誤飲は結構起こり得ることだそうで、普段から飼い主さんが気を付けてあげることで確実に誤飲リスクを減らすことができるそうです!

私も犬の居る家庭に出向くことも多いので、もしもの時に吐かせる方法や血尿、血便、震えなどが起こった時の適切な対処法この機会に調べてみました。

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犬の誤飲の危険性|状況次第では、吐かせるよりも動物病院へ電話相談を!!

食べ物以外の異物を誤飲してしまう危険性は、好奇心旺盛なパピー犬だけでなく、成犬や老犬も同様に起こり得ることです。

床に溜まったホコリや髪の毛、ゴミ袋、ティッシュ、トイレシーツ、電池、クッションや布団の中身、洋服のボタン、洗剤、殺虫剤、ボディクリーム、さらには犬用オモチャとして販売されているぬいぐるみのプラスチックでできた目や引きちぎられたシッポなど、飼い主の想像を超えてくるあらゆるものを犬達は平気で口にしてしまう可能性があります。

中には、保冷剤を誤飲し腎障害や低カルシウム血症が起こったことによる死亡例もあるそうなので、飼い主さんは日頃から徹底して注意しておかなければなりません。

愛犬の誤飲を発見した場合、その場で吐かせることができればいいのですがまずは動物病院に電話し獣医師に相談することが大切です!
早め対処で飲み込んでしまった異物を吐かせることもできるので、近くの動物病院を把握しておき、すぐに電話を掛けられるように電話帳に登録しておくなどしましょう。

犬の誤飲を放置し異物が腸へと流れてしまうと、震えが起こったり血便や血尿、最悪の場合「開腹手術」を行わなければならず、愛犬の体に大きな負担をかけることになります。
また、腸閉塞を起こしてしまうと命にまで関わってくるので、愛犬を守る為に事前に適切な対処法を知っておく事が重要なのです!

獣医師へ的確に伝えたい愛犬の“誤飲状況”

\\愛犬が誤飲をしたけど対処法がわからない!!//

そうパニックになってしまうかもしれませんが、発見した時間や誤飲したと思われる異物を回収もしくは写真に収めるなど、獣医師に的確に伝えられるように備えておこくことが飼い主さんにできることなのです。

ちなみに、ティッシュ(少量)の誤飲や小さいボタンなど食道や胃壁に突っかからない、刺さらない形状の異物であれば、ウンチとして数時間後(もしくは翌日)に出てくる可能性が高いため、しばらくは犬の様子を見守ることも1つの対処法になります。(※獣医師相談の元で行ってください)

飼い主が指を突っ込んで口の中にある誤飲物を取り出したり獣医師によって吐かせることができれば、開腹手術や内視鏡手術をすることなく異物を排出できるので、どう対処すればいいのか分からない場合はとにかく誤飲状況を把握し、獣医師へ的確に伝えることが大切なのです。

また、みんなのどうぶつ病気大百科にて、たばこや画びょう、漂白剤など誤飲物別の対処法が載っているので参考にしてみてください!

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誤飲の疑いがある際に注意しておきたい、犬の行動11選

飼い主の外出中や就寝中、ちょっと目を離した隙きなどに愛犬が異物を口にしていたら“ウンチが出るまで何もしないで待ってても大丈夫なの??”と心配になりますが、すぐに症状として現れるものとそうでないものがあるそうなので、誤飲の疑いがある場合まずは落ち着いて愛犬の様子を観察することが大切です。

具体的に犬が誤飲を起こすと以下のような症状が見られます。

  • 嘔吐
  • 食欲不振
  • 下痢
  • 血便、血尿
  • 便秘
  • ゲップや咳が頻繁にでる
  • 震えている
  • ぐったりとしている
  • そわそわと落ち着かない
  • よだれが出る
  • 呼吸が荒くなる

少しでも様子がおかしいと思ったら、動物病院へ相談しましょう。

誤飲物を吐かせる方法と「吐かせてはいけない場合」について

運良く誤飲現場に遭遇した場合、まずは愛犬の口に指を突っ込んで口の中にある誤飲物を吐かせる、取り出すことが最善策になります!

“愛犬の口に指を突っ込んで誤飲物を取り出す(吐かせる)”

そう聞くと荒々しく思うかもしれませんが、その場で誤飲物を吐かせる事ができれば、帝王切開…死亡…といった最悪の事態を避けるためにも有効なのです。

ちなみに小型犬の場合、後ろ足をもって逆さにして誤飲物を吐かせる方法があるみたいです。

ただし、誤飲をしてから時間が経っている場合や何を誤飲したか分からない場合はむやみに吐かせるのはかえって危険なので絶対にやめましょう。

<吐かせてはいけない誤飲物!>

吐かせることで愛犬の健康を取り戻すことができればいいですが、中には吐かせてはいけない誤飲物もあるのでご紹介します。

  • ガゾリン・灯油
    ガソリンや灯油などの石油類は気化しやすい物質なので、意図的に吐かせると気化物が気管に入り込んで肺炎を起こしてします危険性があります。
  • 洗剤・漂白剤
    洗剤や漂白剤等の強酸性、強アルカリ性のものは食道や胃の粘膜まで損傷させる恐れがあります。そのため吐かせることで再び粘膜を傷つけることになります。

またいずれにしても、愛犬の意識がない状態で吐かせると気管に逆流し誤嚥を起こす危険性があるので吐かせる行為はNGです。
このように、誤飲物の種類や愛犬の状態はケースバイケース。飼い主さんが対処することは簡単ではないのです。

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犬の誤飲を防ぐため、小さな命を守るために飼い主ができることとは?

犬の誤飲を防ぐために日頃からできる対処法をご紹介します。

ゴミ箱はフタ付きを選んで誤飲を防ぐ*

ゴミ箱やゴミ袋を漁って誤飲するケースは少なくありません。
普段ゴミ漁りをしない愛犬でも、ストレスが貯まっている時や遊び足りない時、生ゴミなどの強いニオイなどを感じればゴミ漁りをする可能性があります。

そのためゴミ箱はフタ付きのものを選び、ゴミ袋は愛犬の目が届かないような場所に置いておきましょう。

粘着クリーナーでこまめに掃除しゴミを誤飲させない*

犬に誤飲をさせないために、家は常に清潔に整理整頓しておくことが好ましいです。

とはいえ毎日掃除機をかけるのは面倒いというのが主婦のホンネだと思います。でも粘着クリーナーなら手軽にコロコロとホコリや髪の毛を絡めとってくれるので家掃除には必須アイテムですよね。

私はアイムのフローリング共用粘着クリーナーを使ってますが、本当にフローリングでも畳でもペターってくっつかずにゴミを取ってくれるので掃除が早いしデザインもかわいいのでおすすめです!

うちなんてペットいないのにストックは常に補充するほど毎日掃除に欠かせないアイテムです(笑)

床に貼りつかない強粘着シートマルチタイプ|楽天市場

あと気になったのが抗菌仕様の粘着クリーナー。使わない間も本体を清潔に保ってくれるそうです!

どちらもシート交換部分がスパッと切れる作りになっていてノンストレスなので体感して欲しいです~!!

留守番中は野放しせずサークルに入れて誤飲を予防*

飼い主さんの外出中を狙ってイタズラをする犬は多く、入浴中なんかも意外とキケンな誤飲タイムです!

そのため、飼い主さんの目が届かない時間帯はサークルに入れておくと安心ですね。

犬用のオモチャでも油断しない*

犬用オモチャでも、誤飲してしまう可能性があるので油断禁物です。

ぬいぐるみの目や鼻、シッポなどは噛み続けていると取れてきてしまいます。
また、飲み込めてしまうサイズのボールなどもキケンです。

ひとりきりで遊ばせることは避け、必ず飼い主さんの目の届くところで遊ばせましょう。

危険物は高所に置き誤飲を予防*

床に置いた鞄や充電器、テーブル上の食べ残しなど、犬が誤飲してしまう危険性のあるものは犬が届く場所には置かないことが大切です。

犬にとっては毒物である「玉ねぎ」や「チョコレート」はそれぞれ溶血性貧血を引き起こしたり、消化管を傷つける可能性があるので絶対に犬の目線には置かないようにしましょう!

「しつけ」の徹底で拾い食いも防止させる*

しつけは犬の命を守るためにとても大切な項目です。
日頃から飼い主さんが訓練しておくことで誤飲や拾い食いも防止できます。

道端で拾い食いしないように飼い主さんが与えたもの以外は食べてはいけない訓練をしたり、「待て」「ちょうだい」を覚えさせる事ができれば、拾い食いや誤飲をとっさに阻止できるようになります!

犬に誤飲させてはいけない危険な食べ物とは!?

犬は大切な家族の一員ですが、食べるものまで同じにしては愛犬の寿命を縮めることになります。
例えば犬の体は脂っこい食べ物に弱く、下痢や嘔吐などの不調を引き起こしやすい生き物です。
人間にとっては栄養効果の高い食べ物であっても犬にとっては有毒な食べ物がたくさんあるので、犬が避けるべき食べ物をここで紹介します。

犬が誤飲すると危険な有毒食物① 玉ねぎ、ニンニクなどのネギ類

玉ねぎやネギ、ニンニク、エシャロット、ニラなどのネギ類は犬にとって超有毒食物です。
ネギ類には犬の赤血球にダメージを与える物質が多く含まれているので誤飲すれば胃腸炎や貧血などの症状が表れます。

また意外にも、玉ねぎよりニンニクに含まれる成分のほうが5倍も犬にとって有毒みたいです!

ネギ類を誤飲した時の症状は、元気がなくなったり、筋力の低下、赤みを帯びた尿などがあります。
しかし誤飲してから数日後に症状が現れることもあるので、誤飲してしまった場合はよく愛犬を観察してあげてください。

犬が誤飲すると危険な有毒食物② チョコレート

チョコレートも犬が誤飲したらいけない食べ物としてよく知られていますよね。
犬に与える毒性はカカオ成分の量によっても異なりますが、濃度が濃いほど犬にとっては有毒です。
誤飲後の症状としては下痢、嘔吐、発熱、痙攣、不整脈、元気がなくなる等ですが、場合によっては死に至るケースもあるそうです。

またカカオには犬にとって有毒なカフェインやテオブロミンが高濃度で含まれているので、カフェインが入った飲料の誤飲も大変危険です。
飲みかけのコーヒーを安易にテーブルに置きっぱなしにしないようにしましょう。

犬が誤飲すると危険な有毒食物③ キシリトール

犬がキシリトールを誤飲してしまうと低血糖や急性肝不全を引き起こしてしまう可能性があり、場合によっては死に至ることもある危険な食べ物です。
症状としては誤飲後数分~数時間以内に、嘔吐や痙攣、協調運動失調などの症状が表れます。

愛犬がキシリトールを誤飲したときにできる対処法はかかりつけの獣医師に相談する他ありません。
たとえ少量でもキシリトール中毒を起こすことがあるので注意しましょう。

犬が誤飲すると危険な有毒食物④ ぶどう、レーズン

2001年頃ぶどうやレーズンを摂取した犬が揃って急性腎不全を起こすという事件が起こったそうです。その後も同様の被害が世界各地で報告されており、このことからぶどうやレーズンは犬にとって有毒な食べ物であると飼い主の間で広まり、中には食べても問題ない場合もありますが、腎不全を引き起こす犬もいるので与えてはいけない食べ物の1つとして認識しておきましょう。

ぶどうやレーズンを誤飲してから12時間以内に元気がなくなったり、嘔吐や下痢、排尿の減少または増加といった症状が表れた場合は直ちに獣医師へ相談してください。

急性腎不全になれば3~4日で死に至る場合もあるので、飼い主がきちんと誤飲させない環境を徹底しましょう。

犬が誤飲すると危険な有毒食物⑤ アルコール

犬は私たちの体とは異なり、アルコールを分解する酵素を持っていません。
犬にとって有毒なアルコールが分解されないまま長時間体内に残り続けると体中のさまざまな機能を低下させ、脳にも悪影響を与えてしまいます。

症状としては、嘔吐、痙攣、筋肉の振戦、見当識障害、発熱などがあります。

アルコール中毒がみられた場合にも獣医師相談のもと適切な治療をしてもらいましょう。

犬が誤飲すると危険な有毒食物⑥ その他(乳製品、マカダミアナッツ、アボカドetc.)

牛乳やヨーグルト、チーズなどは健康のため与える飼い主も多いと思いますが、問題なのは摂取量です。
乳製品を与えすぎると消化器系の不調を招き、下痢を起こしやすくなります。

マカダミアナッツも体に良さそうですが、犬にとっては有毒で体の麻痺や筋力低下、協調運動失調といった症状が表れるので注意が必要です。

アボカドにはペルシンと呼ばれる成分が含まれており、これは犬にとっては猛毒で、嘔吐や下痢、痙攣、かゆみ、充血などの症状が表れる可能性があり、胃の不調を引き起こしてしまいます。

“犬の誤飲は死と隣り合わせ”という意識に変え、人間の食べ物は基本的に与えないようにしましょう。犬に与えていいか迷ったら獣医師に相談してくださいね。

犬の誤飲物は吐かせるのが正解!?血尿・血便・震えが起こった際の対処法についても紹介【まとめ】

愛犬の誤飲現場に遭遇した時は、なんでもかんでも「吐かせる」のではなく吐かせてはいけない誤飲物もあることそして誤飲状況を調べすぐに動物病院へ電話相談&連れて行くことなどの対処法が適切だと分かりましたね。

誤飲は突然、予期せぬ時にやってきます。
特に子犬は好奇心旺盛ですし、興味があれば誰彼構わずガブガブしてしまうものですので
飼い主さんが日頃から注意しておくほかに誤飲を防ぐ手段はありません!

「家を清潔にする」「しつけをする」「犬の目が届く場所に危険物を置かない」など

飼い主さんも愛犬も安心して過ごせる環境を整えておきましょう!