突然ですが、学生時代に部活動や運動をしていて筋肉が脂肪へと変わってしまったという経験ありませんか?
私も実は学生時代は運動部だったので、太ももの筋肉が結構あったんですよ。
しかし、社会人になって運動から遠ざかるようになってからはどんどん脂肪に変わっていったんですよね……
そこで見かけたのが「脂肪溶解注射」です。
太もも・お腹・二の腕など、気になる部分に注射をすると部分痩せができるんだそうです。
では、どれぐらいやったら効果が出るものなんでしょうか?
目次
脂肪溶解注射とは?
脂肪溶解注射とは、ペプチド複合体が配合されている注入剤です。
ペプチドはアミノ酸がつながった構造物で、脂肪の分解促進と合成の抑制をする効果があるといわれています。
しかし、脂肪細胞を破壊するわけではありません。
脂肪細胞を小さくしていくため、副作用も比較的軽いんだそうですよ。
この脂肪溶解注射は「プロストロレーン インナーB」と呼ばれています。
脂肪吸引よりも手軽にできるので、今注目されている医療ダイエットなんですよ!
医療ダイエットとは?
ダイエットと聞くと食事制限や運動、エステなど様々な方法が挙げられるかと思います。
最近よく耳にする「医療ダイエット」は、ダイエットや美容等を専門にしている病院やクリニック等の医療機関で医師の指示の元で行うダイエットです。
一般的なダイエットは、ほとんどが自己流で行うのがメインとなりますが、医療ダイエットは、医療根拠に基づいた方法で取り組むことが出来きます。
また認可を受けた医療機器を使用して体質改善や減量を行っていくので個人差はありますがリバウンドのリスクが少ないことがメリットになります。
脂肪溶解注射(太もも・お腹・二の腕)どれくらいで効果が出る?
脂肪溶解注射と呼ばれる医療ダイエットは、除法型ドラッグデリバリー機能というものがあり、体の中に注入されたペプチドは徐々に放出されていきます。
それは2週間かけて体に広がっていくため即効性はないのですが、効果は徐々に出てくるそうです。
ただし、1回の注射ではあまり効果は出ないそうで継続していくことで効果が実感できるとのこと。
個人的はありますが、太もも・お腹・二の腕など、どの部位でも効果が出るまでに3~5回は注射をする必要がありそうです。
脂肪溶解注射の副作用
先ほど「脂肪溶解注射は副作用が比較的軽い」と書きましたが、副作用がないわけではありません。
いったいどんな副作用があるんでしょうか?
注射した箇所の内出血
注射した部分が内出血を起こすことがあるそうです。
個人差はありますが、注射から1~2週間で内出血は消えていくとのこと。
太ももだったら丈の短いものを履かなければ問題なさそうですね。
注射した箇所の腫れ・痛み
針で注射をするので、腫れたり痛みが出たりする場合もあるみたいですね。
しかし、症状は軽度のものが多いようです。
こちらも1週間程度でおさまることがほとんどとのこと。
また、このような症状とは異なる症状が出た場合には、すぐに医師に相談しましょう。
体質や疾患で脂肪溶解注射を受けられない人もいる?
実はこの脂肪溶解注射、太ももなどの部位に限らず施術を受けられない人もいます。
次に当てはまる人は施術を受けられません。
・妊娠中あるいは授乳中の人
・心臓・肝臓・甲状腺機能・糖尿病などの疾病を患っている人
上記以外の疾病がある人なども医師が施術をできないと判断する場合があるため、受ける前には必ず医師に相談をしましょう。
脂肪溶解注射後に気をつけること
脂肪溶解注射をした後に気をつけたいことを紹介します。
詳しい説明はクリニックで受けると思うので、ここでは簡単に説明したいと思います。
副作用をださないためにも、脂肪溶解注射後7~10日間は過剰な飲酒・喫煙・運動・サウナを控えるようにしましょう。
なるべく安静にリラックスした状態で過ごすのがおすすめです。
もし脂肪溶解注射をした箇所が赤く腫れた場合は、治まるまで紫外線に注意する必要があるそうです。
とくに紫外線が強い夏場は、長ズボンを履くまたは夏用レッグカバーで太ももを紫外線から守るなど工夫して過ごすのが良さそうです。
また、脂肪溶解注射後はマッサージして薬剤を全体に浸透させるとより効果的みたいです。
クリニックによって指示が異なるので、担当先生の指示を守るようにしましょう。
そもそも、太ももが太くなるのはなぜ?
太ももが太くなる原因はなんでしょうか?
それは「むくみ」です。
女性は男性よりも筋肉量が少ないため、むくみやすいと言われています。
むくみが慢性化すると代謝が悪くなり脂肪の燃焼がしにくくなります。
しだいに、燃焼されないまま肥大した脂肪と老廃物が結合してセルライト(脂肪の塊)が作られていきます。
このセルライトは、通常の脂肪よりも落ちにくくむくみを悪化させるそうです。
「むくみがある=太ももが太くなる」
なので、太ももを太くしないためにはセルライトを作らないことが大切です。
そう思うと、脂肪溶解注射は脂肪細胞を小さくしてくれるので良さそうですよね。
脂肪溶解注射だけでは太もも・二の腕・お腹は細くならない?
脂肪細胞を小さくしてくれる脂肪溶解注射ですが、これだけで太もも・二の腕・お腹などが細くなるわけではありません。
適度な運動や偏食の改善なども同時に行わないと、効果が出にくくなってしまいます。
また、1本の脂肪溶解注射を体のいたるところに少しずつ注入しても効果は出づらいのだそうです。
1本を1箇所、2週間に1度のペースで注入することが望ましいといわれています。
脂肪溶解注射と運動の組み合わせが大切?!
太もも・二の腕・お腹など部分痩せを目指すなら、ストレッチをして血行を促進して硬くなった筋肉や脂肪を柔らかくほぐすことがポイントとなります。
また、短期間で効率よく部分痩せをするには有酸素運動と筋トレを合わせることが良いそうです。
しかし、日頃から運動習慣がないと毎日継続するのは難しかったりしますね…。
前述に脂肪溶解注射のみでは効果が出づらいと書きましたが、毎日運動を継続するのが難しいのであれば、食事に気を使いつつ脂肪溶解注射と運動を適度に組み合わせることで、脂肪が落ちにくい太もも・二の腕・お腹痩せが実現しやすくなるのではないかと思います。
やはり、ここは美と医療のプロに相談してみるのも良いかもしれません…!
部分痩せ(太もも・二の腕・お腹)したいなら脂肪吸引も良い?
脂肪溶解注射による部分痩せ(太もも・二の腕・お腹)はコツコツ型であることがわかりました。
ですが、気になる部位を一気に痩せしたい方もいらっしゃるだろうということで、脂肪吸引についても説明したいと思います。
脂肪吸引とは、皮下脂肪を特殊な吸引管を使って取り除く手術のことを言います。
エステやジムでのダイエットの場合は痩せるまで何度か通わなくてはなりませんが、脂肪吸引の場合物理的に脂肪を除去するため、気になる部位を一度で細くすることが可能となります。
しかしながら、脂肪吸引は「手術」となるので麻酔や術中に痛みを感じることもあるそうです…。
クリニックによっては痛みの少ない方法での脂肪吸引も行っているところもあるそうなので、一気に部分痩せしたい方は脂肪吸引の方が良いでしょう。
脂肪溶解注射が向いているのはこんな人!
脂肪溶解注射は太もも等の下半身だけ痩せにくい人や脂肪吸引や切開に抵抗がある人に向いているダイエット方法です。
太もも等の下半身は「むくみ」が発生しやすい部位の為、通常のダイエットでは痩せにくい場所と言われています。
また、手っ取り早く部分痩せする方法として上でも言った脂肪吸引や脂肪除去のような手術によるダイエットもありますが、それらは術中も術後も痛みを伴います。
その点、脂肪溶解注射は冷却麻酔が行われ、注入部位を冷やして痛みを感じにくくするので、あまり痛みを感じることなく進めていくことが出来ます!
とはいえ、脂肪溶解注射は身体全体や広範囲の痩身には不向きである上に内臓脂肪には効果を発揮しないダイエットになります。
脂肪溶解注射を行う際は、自身の身体と向き合いながら、しっかり決めたほうが良いかもしれません…!